BBB with me

#7 菓子・料理研究家 山本 ゆりこ「カフェオレボウルの旅、はじまりはPOTTERSから」

浄水通りにブルーにペイントされた雑貨店ができたとき、私は高校3年生だった。軒下にぶらさげられたカゴの群れ、床に積み重ねられた白いお皿、ガラス窓にあしらわれたB・B・B POTTERSの文字。憧れていた東京の雑貨店のようなショップの誕生に、たいそう心が躍った。
石井風子さんとの出会いは割愛させていただくが、私は修業を終え、パリ在住 菓子・料理研究家として仕事を始めるようになっていた頃のこと。「蚤の市で集めたカフェオレボウルが100個以上あって、いつか棚に並べて見てみたいんです」と風子さんに話したのだと思う。「それ、POTTERSでやってみない?」って。そして、2003年3月に「100のカフェオレボウル展」が実現する。このとき風子さんと作ったDMと小冊子が、今見てもハッとするほど素敵なのだ。DM制作のとき、風子さんはおっしゃった「壁とか冷蔵庫にずっと貼っておきたくなるようなDMにしたいですよね」と。この言葉を、私は今でも、繰り返し思い出す。そして、風子さんとB・B・B POTTERSが、私をカフェオレボウルの旅へと誘ってくれたことも。

「100のカフェオレボウル展」 小冊子・DM

「100のカフェオレボウル展」 小冊子・DM

Illustration by Naotaka Yamamoto